『フィリピン人はキラーウィルスに免疫がある?』そんな興味を引くタイトル記事が5月11日のフィリピンスター紙の一面を飾りました。
大統領府の副スポークスマン、アントニオ・ゴレズ氏は、科学的根拠はないものの、フィリピン人はある種のウィルスに免疫があり、現在世界的大流行している新型インフルエンザ A(H1N1)の国内侵入を前線で防ぐことに努めているたくさんの医者も彼の意見に同意しているとしていると語っているという。また更に、これは今後の研究課題でもあると述べているようだ。
「フィリピン人は綺麗好きで衛生的であると知られていて、1日に1度あるいは2度入浴していることが伝染病の拡散を妨げている理由でもある。」他国の人は入浴をしないとも取られるこの発言が問題視されないのは不思議であるが、実際「重症急性呼吸器症候群(SARS)」発生時には近隣諸国と比較して感染者を最小限に抑え、新型インフルエンザにおいては今現在まで国内の感染者は出ていない模様。
しかし、政府が発表している感染者数はどの程度信憑性のあるものなのだろうかという疑問もあるが、水際対策が実際に行われているのかという疑問も残る。
去る5月3日、米国ラスベガスで英国のハットン戦に勝利してアジア初の4冠に輝いたマニー・パッキヤオは、5月11日に保健省の帰国延期勧告を無視して強行帰国した。保健省は、ロスに滞在していたパッキャオに対し、感染していた場合、症状が発生するまでの5日間は自己隔離し、帰国を延期するように促していた。帰国後、いくつかのイベントは延期あるいは中止されたものの、歓迎イベントの多くは実行され、アロヨ大統領への表敬訪問も予定通り実行された。
SARSがアジアで大流行したとき、フィリピンでは携帯用の消毒アルコールゲル(通称アルコジェル)が売れに売れた。しかし今回の新型インフルエンザにおいては、特にその傾向はない。











