「フィリピンの富裕層はシンガポールや香港の居住者より多くのお金を使っている。」
そのような興味深い調査結果が、クレジットカードのヴィザ・インターナショナルによって発表しました。
1ヶ月の収入が10万ペソ以上の家庭の支出は1ヶ月平均2401米ドル(およそ116,940ペソ)で、これは1位のオーストラリア3851米ドル(187,561.80ペソ)、2位の日本2,541米ドル(123,746.70ペソ)に次ぐ3位だそうです。
調査はアジア太平洋地域の9ヶ国(オーストラリア、日本、韓国、インド、シンガポール、中国、香港、台湾、フィリピン)から各国500人の富裕層を対象に行われました。フィリピンでは、1ヶ月の収入が最低100,001ペソ以上の18歳以上が対象で、男女均等に調査されたそうです。為替レートは1米ドル=48.70ペソで計算され、支出は現金とクレジットカードの合計額です。
調査に参加したフィリピン人が最も多く支出する物として挙げたのが、食料雑貨類で14%、次に旅行12%、そして光熱通信費10%でした。次いでローンや家賃そしてぜいたく品(高級品)が同率でランクインしています。調査対象と成った15品目の中で最も低かったのが音楽、CD、DVD、書籍類でした。
中でも、化粧品や香水を1ヶ月に1回以上購入する割合は、高級衣類やアクセサリー(36%)、最新の電子機器(19%)、デザイナーズ・ジュエリー(18%)を上回っています(編集注:情報源に割合が示されていません)。また、それを1週間に1回購入する者も多く、その割合は化粧品や香水が8%、高級衣類やアクセサリー7%、電子機器2%、デザイナーズ・ジュエリー2%でした。
長期的に利用する高級品や体験にも多く支出していて、子供の結婚式には平均188,112ペソ、ホーム・エンターテイメント・システムには平均42,727ペソ、2人で過ごす週末のバカンスには平均28,339ペソが支出されています。
また、対象となっているフィリピン人の5人に2人がアジア経済の将来に不安を抱えていると回答し、中でも88%が出費を抑えると答えています。これは調査を行った9ヶ国では最高で、2位はシンガポール83%、3位は台湾80%でした。
出費を抑えなければならなくなった時には必需品以外の物の購入を控える傾向にあるようで、中でも家電85%(調査対象国で最高)、高級品81%、娯楽78%に対する出費を抑えるようです。その際、最も影響を受けにくい品目は、ファッション、肌の手入れや化粧品でした。ちなみに対象国全体の平均では、ダイニング67%、高級品66%、娯楽62%への支出を抑えるという結果になっています。
でも、これはあくまでも調査対象となったフィリピン人の富裕層の話。しかも、フィリピンの富裕層は全国民の10%に満たないと言われています。これは、あくまでも近隣諸国との比較対象であるため、「フィリピン人はお金持ち」という結論に達することはできません。











