土曜19052012

最終更新日時09:40:45 PM GMT+8

パッキャオ選手の地元で試合が観れない!?

マカティ市内各所でも有料放映フィリピン時間の14日朝、米国テキサス州ダラスのダラス・スタジアムで、フィリピンの英雄とされているボクシングのマニー・パッキャオ選手とガーナのジョシュア・コッティー選手の試合が行われます

パッキャオ選手の試合がある日は犯罪率が激減するなど、同選手の試合はフィリピン人をひとつにする一大イベントとなっています。

パッキャオ選手の出身地であるミンダナオ島ジェネラル・サントス市では、市政府主催のパブリックビューイングが毎試合恒例となっていていますが、ミンダナオ島は今、エルニーニョ現象がもたらす干ばつの影響で深刻な電力不足に悩まされています。

アロヨ大統領は11日、国家災害調整評議会の勧告を受け入れ、ミンダナオ島全域における国家非常事態宣言を発令しました。同宣言により、政府は災害対策用特別基金を使って同島の電力不足を補うための発電ユニットを購入することができるといいます。しかしながら、同ユニットの購入、設置には2~4ヶ月はかかるとのこと。

ジェネラル・サントス市政府は12日、今回の試合でも予定していたパブリックビューイングの中止を発表しました。6,000人を収容可能なビューイング会場への安定した電力供給を地元電力会社が約束できないことが理由だそうです。

KCCモールなど、同市内各所でも試合のライブ映像が放映されますが、放送料は一人あたり150~200ペソと、一般大衆にとっては高額な価格となっています。

しかし、落胆していた市民に翌日うれしいニュースが入りました。フィリピン全国への送電を担っている NGCPが、試合当日は同市において周期的な計画停電を行わないと発表し、パッキャオ選手の試合を最後まで観戦可能にすることを保証したのです。この朗報に同市政府もパブリックビューイングの中止を撤回、近隣のバランガイ(最小行政区)に観戦用の整理券を配布したそうです。

ただし、この保証はあくまでもジェネラル・サントス市のみ。ミンダナオ島の他の地域では試合中の電力供給は保証されないそうです。なお、今年5月の統一選挙でパッキャオ選手が下院議員に出馬するミンダナオ島南部サランガニ州では、発電機を使ってライブ映像を上映するそうです。

この事態に全く動じていないのが、意外にもパッキャオ選手のお母さんのデイオニシアさんです。ディオニシアさんは試合中、ずっと息子さんの勝利を祈っているため、電気があってもなくても関係ないと語っています。試合がある時は決まって神様に祈りをささげるディオニシアさんですが、今回は自慢の息子、パッキャオ選手にプレゼントしてもらった新築の家で同選手の健闘を祈るそうです。

今回だけは停電で「祈る」ことしかできなくなるかもしれない多くのフィリピン国民の思いを、パッキャオ選手は是非「力」にしてほしいものです。

ココもパッキャオ選手の健闘を祈ります!




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最終更新 2010年 3月 14日(日曜日) 03:18

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