土曜19052012

最終更新日時09:40:45 PM GMT+8

元レイプ犯がテーマパークをオープン

1997年12月、マカティ地裁は11歳の児童に性的乱暴を働いたとして当時下院議員だったロメオ・ハロスホス(Romeo Jalosjos)に対して無期懲役刑判決を下しました。一方、ハロスホスは控訴中の1998年と2001年に刑務所内から選挙に立候補して当選、2002年に最高裁が有罪を確定するまで刑務所の中で下院議員の職を勤めました。

5年後、アロヨ大統領の恩恵で16年3カ月と3日間に減刑。その後、服役態度が評価されて更に刑期が短縮、今年3月に出所しました。服役期間は12年間でした。

有名リゾートDAKAKのオーナーでもあるハロスホスは出所後にミンダナオ島初となる世界的規模のテーマパーク開発に着手。出所してから7ヵ月後の10月31日にオープンしました。

12億ペソをかけて7ヘクタールの土地に建てられたこのテーマパークの名前は「グロリアのファンタシーランド(Gloria’s Fantasyland)」。どこかで聞いたことがあるような名前ですが、アロヨ大統領の支持者と目されているハロスホスだけに、大統領の名前をつけたのではと巷で噂になっていました。これに対して本人は否定。現地でグロリア(gloria)は喜び(happiness)という意味なのだそうです。

以前ハロスホスはインタビューで、娘たちからラグナ州サンタロサのテーマパーク(エンチャンテッド・キングダムと思われる)に連れて行ってくれるように頼まれたことがあったそうです。しかしながら、収監中のため行くことができなかったため、代わりに、好きな時にいつでも行けるようにと、出所後にテーマパークを作ることを約束したそうです。最近では、海外旅行ができない恵まれない人たちのために約束したものとも語っています。

「グロリアのファンタシーランド」をフィリピンのディズニーランドと称しているハロスホスですが、公式ホームページを覗いてみると、トップページにはシンデレラ城のような建物にティンクルべルのような妖精が描かれています。まさにディズニーランドをモチーフにしたと思われます。

未成年の子供に対して性的乱暴を働いた罪で刑に服した者が出所後に、よりによって子供がたくさん集まるテーマパークを作ったことに対して民衆はどう考えているのでしょうか。起訴されてもなお選挙で勝ち続けた地元の有力者を、恵まれない多くの一般市民が、支持を行って恩恵を受けることを期待しているのが現実のようです。

これはその典型的な例と言えるでしょう。

フィリピン刑事法改訂版によると、服役囚と前科者は公職に就くことができません。また、選挙で投票されることもできず、投票をする権利をも奪われます。これに関連して、ハロスホスはアロヨ大統領と大統領府に対して、来年の選挙に出馬できるように恩恵を与えてもらう事を懇願しています。



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最終更新 2010年 1月 30日(土曜日) 14:05

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