毎年11月1日の万聖節、フィリピンではキリスト教徒が日本のお盆のように墓参りをします。ザンバレス州、ボトランのパコ村の墓地も例年のように多くの人が墓参りに来ていましたが、今年は多くの観光客の姿も見られたようです。
10月にルソン島を襲った台風ONDOYによる影響でブカオ川が氾濫しボトラン墓地の大部分が冠水。水流で墓が壊れ、200以上の棺桶や死体が浮いているという報道が全国で注目を浴びました。
今なお冠水している墓地の一部にある壊れた墓の中には、既に他の場所へ移動されて空になっているものもありますが、手がかけられず棺桶がむき出しの状態のものも数多く残されています。
まだ多くの人が避難所生活をしており、墓の管理まで手が回らないというのが実情のようです。
現地の市長によると、見つかった遺体は近くの「アパート式」の墓に無料で移されたと言います。また、遺族の遺体を失くしてしまった家族が集まって参りができるようにと、冠水している場所の近くに霊殿が立てられ、流されてしまった墓の40人の名前が刻まれました。
「このような光景は映画でしか見られない」そう語ったマニラの学生は、果たして被害にあったのでしょうか?
台風の傷跡はまだ残ります。












