土曜19052012

最終更新日時09:40:45 PM GMT+8

2007年に起きたグロリエッタ2の爆発事件

2年前の10月20日(2007年)アヤラセンターのショッピングモール「グロリエッタ2」で爆発事故が発生しました。11人が死亡し100人以上が負傷したこの事件は、爆弾とガス爆発説に分かれて今なお結論が出ていません。

爆弾説

先日10月21日、事故発生現場で調査を行った比軍爆弾処理班のソリアノ元中佐が宣誓供述書を発表。その中で元中佐は、爆発がメタンガスではなく爆弾であったと強調しています。


警察の捜査は当時の南部警察区域( SPD)指揮官ルイジオ・ティクマン警視正の指揮で行われましたが、ソリアノ元中佐は「私の長い経験と現場の状況からテイクマン・レポートは明らかな嘘だと断言できる。今も爆発は爆弾によるものだと確信している」と述べています。

ソリアノ元中佐の爆弾処理班が現場を調査を行った際、爆弾を包んでいたと思われるプラスチックの袋を発見。証拠物件として警察に引き渡したそうですが、当時のティクマン警視正から、そのプラスチック製の袋に爆薬の材料となるRDXの付着が確認されたと聞いたと言います。

後日ヤノ陸軍司令官から、 SPDに報告書を提出するように命じられたにも関わらず、その数日後ダビッド陸軍准将からは記者会見やメディアのインタビューを受けないように指示されたそうです。

国家情報調整局の会見では、米国人の爆弾処理専門家の証言として、爆発がメタンガスによるものだと発表されました。

なぜ今になってこの供述書を発表したのかの問いに、ソリアノ元中佐は「良心の呵責に苛まれ、夜も眠れず痩せてしまった。今病気持なのもそのためかもしれない。先は長くない」と説明しています。

裁判の進行状況

今年の10月19日、被害者の遺族が事故現場で2周忌の集いを行いました。遺族は追悼のキャンドルを灯し、法務省に対して判決を早く出すように促しました。

法務省は、Makati Supermarket Corp. (MSC)、Marchem Industrial Sales & Services、Metaline の合計8人の役員と従業員に対して過失致死および過失傷害で起訴しましたが、爆発が起きたショッピングモールを所有するアヤラランドの役員は立件されませんでした。

法務省はまた、2008年11月に MSC のヴァルドゥエザ技師の起訴を取り下げたものの、Marchem の役員5人に対しては立件しました。MSC は爆発が発生した地下における修理の監督責任を請け負っていました。また、Marchem は地下の電気工事を担当し、Metaline は配管工事を担当していました。

法務省はメタンガスと軽油の蒸気が爆発を起こしたとしています。しかしながらアヤラランドの役員によると、内部調査の結果、爆発は爆弾によるものだと述べています。

遺族は、起訴された担当役員がすべて役職を離れ、平社員だけが訴訟の対象となっていることを気にかけているといいます。

犯罪と汚職に反対するボランティアグループ(VACC)のヒメネズ代表は、爆発の起因となった人物に対する刑事告訴が法務省において審議中であるにも関わらず、現場の再開発工事が行われていることに驚いていると言います。証拠である建物の建て替え工事に対して遺族も遺憾の意を示しています。

コメントを求められたアヤラランドのジョージ・マルコ氏は、この件がまだ法務省で審議中であることを理由にコメントは出来ないと言いつつもグロリエッタ1と2の再開発が行われていることは認めています。

今後の行方

ソリアノ元中佐が主張する爆弾説が今後どのように裁判に影響するのかは現時点ではわかりません。仮に爆弾による爆発だとすれば、なぜ犯行声明が出ていないのでしょうか。また、責任を問われるべき役職担当者が立件されていない点についても疑問が残ります。

この事件もまた迷宮入りしてしまう気配が・・・。

再開発が行われているグロリエッタ1と2

現在再開発が行われているグロリエッタ1と2。
(爆発が起きたのは写真左端部分)



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最終更新 2009年 10月 28日(水曜日) 12:33

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