フィリピンで日常見ることができる車の無理な割り込みや追い抜きなど、運転の荒さには誰もが驚いたことでしょう。
今年の1月から7月までの7ヶ月間に全国で既に6,845件の交通事故が報告されています。その内訳は、スピードの出しすぎ 2,161件、無理な追い抜き 1,971件、無理な右折または左折 1,732件。
3歳児の死亡と母親の重傷に起因した事故を調査している陸運統制委員会( LTFRB)の発表によると、事故を起こしたジェル・トランスポート(Jell Transport)に所属しているバスの運転手82人のうち、半分以下の34人だけが基本的な運転技術試験に合格したと述べました。
自家用車やジプニーを運転できれば、オートバイやバス、トレーナーなどのトラックも運転できると思っている人が多いようです。フィリピンでは運転免許証を取得する際、種別の審査がありません。運転技術試験はありますが、種別に沿ったものではなく、場合によっては試験がない場合もあります。ペーパードライバーならぬ、運転さえできない人が免許を持っている可能性があるというのが実態です。
また、近年では少なくなってはいるものの、偽装免許証も簡単に取得できるようです。
LTFRBのアルベルト・スアンシン委員長は、公共交通機関の運転手に改めて試験を受けてもらう制度を検討をしているとのことですが、これは当然ながら多くの運転手に反対されています。タクシーの運転手が特別な試験や訓練を受けずにバスやトレーラーの運転ができないような、他国では当然のように導入されている制度をこの国でも導入するべきでしょう。











