近年、携帯電話の普及に伴い、より安く簡単にメッセージを送る手段として携帯電話の文字メッセージ機能が使われるようになりました。当初は個人間で簡単なメッセージを送る方法にすぎなかったのですが、その利便性が今ではビジネスでも重宝されるようになっています。
年々安い機種が発売されるようになり、一般市民そして若年層にも携帯電話が多く使われるようになったことで、この機能は電話のように、生活の中で欠かせない通信手段となるまでに定着しています。
文字メッセージ機能は1回に送信できる文字数に制限があるため、略語を使うことが一般的です。日本で絵文字が使われるのと同じ感覚でしょうか。しかしながら、絵文字と違う点は、略語を普段から使っていると、正しいつづりを忘れてしまう恐れがあるということです。
例えば、笑っていることを日本語では「(笑」と表現するとした場合、文字メッセージでは「hehehe(ヒヒヒまたはヘヘヘ)」と表現します。H と J は場合によって同じ発音になることがあるため、前述の表現を「jejeje」とする場合や、3 が E と似ているという事で「j3j3j3」とも表現するといいます。
また、それ以外にも、以下の例文のように、わざとつづりを間違えて文章を構成するスタイルもあるようです。
tYpFing LyK diZS (typing like this)
これは携帯電話よりも長文を打てるインターネットのチャットでも多くみられる事があるそうです。これを使う者は「ジェジェモン」と呼ばれ、一般的に敬遠されています。
文部省はこの現象に危機感を感じていると伝えています。教師からの報告として、作文の中にこれらの傾向が反映されている例が後を絶たないのだそうです。
これに伴い、ヴァリスノ教育省長官が22日、児童生徒が携帯文字メッセージに略語や造語を使わないように指導するよう、全国の公立学校の教師に伝達したと発表しました。
フィリピンは1986年の民衆革命で誕生したコラソン・アキノ政権時、フィリピノ語の普及に力を入れました。学校教育の中で英語以上にフィリピノ語を重視したため、それが国民の英語力低下につながったと言われています。
しかしながら、これらの新しい「傾向」によって、英語力だけでなく、自国語の語学力でさえも低下しかねない事態は、政府が緊急に対策を検討しなければならない程、深刻な問題です。
追記: 携帯文字メッセージ機能に関する詳細は「携帯電話間のメッセージ機能(SMS/Text)」を参照してください。
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