先週は聖週間(ホーリーウィーク)でした。ホーリーウィークは日本のゴールデンウィークのように、フィリピンで最も長い連休です。多くのフィリピン人は田舎に戻って家族と共にキリストの復活を祝います。
バスターミナルや港が乗客で混雑し、日本の休暇ラッシュのような光景が見られる時期でもあります。しかしながら、近年はその状況に変化が見られるようになってきています。
この休暇期間中、国内線の格安航空会社が多く利用しているニノイアキノ国際空港のターミナル3だけでも、3万人の乗客が利用したそうです。それと比較して船舶の利用者は、例えばマニラとアクラン州を結ぶ船舶 M/V Love の場合、前年比で50%の減少が見られたとのことです。バスについても同様、マニラ首都圏と北の地方を結ぶケソン市クバオのバスターミナルを取材した報道記者は、過去に取材をした中で最も少ない乗客数だったと伝えています。
その背景には、セブ・パシフィック、ゼスト・エア、セーエア、エア・フィリピン(エア・フィリピン・エキスプレス)などの格安航空会社の存在が大きな原因だと言われています。それらの航空会社は、数ヶ月前から渡航日にかけて徐々に価格を上げていくシステムを導入しているため、利用者は早くから休暇の予定を立てるようになっているようです。
田舎の家族と過ごす人たちの他、観光地に向かう家族や若者も近年増加しています。フィリピンが誇る世界的に有名なビーチを持つボラカイ島には、昨年よりも観光客数が減ったとABS-CBNニュースが伝えています。理由として、ボラカイ島の空の玄関であるカティクラン空港への乗り入れ規制が敷かれ、昨年よりも便数が減ったことが挙げられているようです。すなわち、今年の聖週間期間中の便数が昨年と同じか増加していれば、より多くの人たちが飛行機を利用して渡航していたことを証明するものとも言えるでしょう。
仮に格安航空券を購入できなかった場合、多くの人が旅慣れてきているとはいえ、1時間程度の移動で渡航できるようになった時代に、数時間から1日がかりで移動することを避けるようになったのではないでしょうか。
今年は、マニラ首都圏の住民の多くが地方に出かけずに市内にとどまっていると伝えたニュースもありました。ショッピングモールが通常営業となった3日(土)と4日(日)には、「待ってました」とばかりに普段の週末と変わりのない賑わいだったそうです。今年のマニラ首都圏内の交通渋滞も、通常の週末と変化はありませんでした。
フィリピン人の多くがこれからも益々飛行機の旅を経験し、利用して行くこととなるのは間違いありません。その後押しをするためにも、政府はインフラ設備の開発を推進して行ってもらいたいものです。
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